Eye Look (目線)のセットアップ
Avatars3.0から目線のセットアップが色々簡単になりました。Eye Look
機能はアバターの目を自動で動かす機能で、瞬きなども自動でやってくれる機能です。
本記事の内容はほぼここと同じです。
Eye Lookを有効にする
VRC Avatar Descriptor
のEye Look
のEnable
ボタンを押して有効にします。
目の動きの設定(General > Eye Movements)
この項目では目の動きの傾向の設定を行えます。
項目名 | 説明 |
---|---|
Calm - Excited | 瞬きの頻度、Excied側に動かすと頻度が多くなる |
Shy - Confident | 他のアバターを見る頻度と時間、 Confident側に動かすほど高くなる |
目を動かす範囲の設定(Eyes)
この項目では動かす目の範囲を指定します。Preview
ボタンを押すことでプレビューすることができ、シーンウィンドウで確認できます。
Transform | |
---|---|
Left Eye Bone | 左目のボーンを指定 |
Right Eye Bone | 右目のボーンを指定 |
Rotation States | |
---|---|
Looking Straight | 正面を向きている時の角度を指定 |
Looking Up | 上を向いている時の角度を指定 |
Looking Down | 下を向いている時の角度を指定 |
Looking Left | 左を向いている時の角度を指定 |
Looking Right | 右を向いている時の角度を指定 |
瞬きの設定 - BlendShape(Eyelids)
Eyelid Type
でBlendshapes
を選択するとBlendshapeで瞬きの設定が出来ます。
Eyelids Mesh | 瞬き用のブレンドシェイプが入っているメッシュを指定 |
BlendShape States | |
---|---|
Blink | 両目が閉じた時のブレンドシェイプを指定 |
Looking Up | 上を向いた時の瞼のブレンドシェイプを指定 |
Looking Down | 下を向いた時の瞼のブレンドシェイプを指定 |
瞬きの設定 - Bones(Eyelids)
ボーンでも瞬きの指定ができるそうです(自分は使ってないのでとりあえず保留)
瞬きとジェスチャーの干渉防止
ほぼ以下のページのまんまです。
Playable Layers
のFX
に指定しているアニメーターを選択し、編集画面を開きます。
Layersタブから+
ボタンで新規のレイヤーを作成します。名前は適当でいいですがとりあえずBlink Lock
としました。
右クリック→Create State
→Empty
で、2つステートを作成します。名前はそれぞれBlink ON
、Blink OFF
とします。ステートを右クリックしてMake Transition
を選択し、ステートを交互につなぎます。以下のようになればOKです。
Blink ON
-> Blink OFF
のTransition
を下記のように、Conditions
をGestureLeft
、NotEqual
、0
にします。
この条件は、「左手のジェスチャーがニュートラル(0)ではない場合、状態遷移する」という意味になります。右手も同様に変化してほしいので、さらにMake Transition
でBlink ON
-> Blink OFF
に追加し、以下の条件に設定します。
Blink OFF
-> Blink ON
のTransition
は以下のように条件を設定します。
この条件は、「左右の手のジェスチャーがニュートラル(0)であるとき、状態遷移する」という意味になります。
次に、Blink ON
とBlink OFF
それぞれにAdd Behaviour
からVRCAnimatorTrackingControl
を追加し、以下のように設定します。
これで、Blink ON
の時はEyes & Eyelids
はTracking
、シミュレーションを優先し、Blink OFF
の時はEyes & Eyelids
はAnimation
、アニメーションを優先します。
ジェスチャーが動いている間は、Eye Look
がオフになります。